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さばげぶっ!(1)読んだよ [本]



さばげぶっ!(1)
講談社コミックスなかよし
松本ひで吉 2011年06月発売

なかよし、ですよ、なかよし。
セーラームーンくらいしか記憶にない、なかよし。



こんなギリースーツもチラ出するし、なかよしが扱う素材には思えない、いい意味で。

とはいっても、なかよし。
きちんと条例の説明もあって、エアガンの年齢制限などにも触れています。

っていうか、さばげぶってタイトルだけどサバゲなんてしない1巻。
ギャグ路線で扱いにくい素材を転がす感じです。毎回ラストで落ちが用意されていて1巻でも満足。そりゃあ描写がちょっと甘いとか、やっぱり少女漫画な絵だし、その絵もちょっと不安定なところはあります。

ただ久しぶりにわりとちゃんとした少女漫画を読んだなーって気がします。

しっかし、440円、コミックも高くなったものですね。
普段、大判ばっか買ってるので(それでも買わなくなりましたけど)価格の上昇で物価を感じます。
あー、、、じゃあ子どものこづかいもそれなりなのかな、それともそこは抑えられているのかなあ。

今日、本屋でコミックコーナーに久しぶりにいったら量の多さに圧倒されてしまった。
もうわたしには無理かもな。



あとこんなのも発見~
薄桜鬼 回顧録 斎藤一

んあー

ちょっととりあえず帰ってきました


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浅田弘幸イラスト集 「water」 [本]

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浅田弘幸イラスト集 「water」

うっかり本屋で手にとってしまいました。
だってなあ、、、普段の自分なら買うかというと、とりあえず衝動買いはアレだから帰って考えるってところなんだけど、その日はちょっとおかしかった。
いやなんか表紙も「蓮華」ぽいしさあ、、、、。

ira2.JPG

I'll ‐アイル‐

こんな絵をみていると、ノスタルジーが溢れる。
この作品を読んでいた当時の自分が思い出される、しかも美しく。



あちこちで描いた作品がまとめられていて、お得感があります。かなりいろいろなモチーフを描いてこられたのを知りました。企画だと思うんですけど、童話ものが多い。あとやっぱり中原中也ね。
いやあ、しかし、、、浅田版シャア大佐とかみたくなかったかもなー(いや見たいんだけど、結局

こうしてまとめて見ていると、色塗りがけっこう、田島昭宇氏とかぶるな、って。いやそりゃ今更だしたぶん双方わかっている(対談とか読むと)事実なんだけど。まあどっちもわたしにとっては好きな、青春のひとたちです。

http://www.asadahiroyuki.com/
(浅田弘幸氏ブログ)



「テガミバチイラスト集 Shine」 
テガミバチの画集もでています。






こっちは蛇足です
すみません


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スティール・ボール・ラン 完結記念 ウルトラジャンプ [本]

uj.JPG

STEEL BALL RUN
スティール・ボール・ラン

とうとう完結しましたねー
というわけで記念にウルトラジャンプ買っちゃいました

ポスター付きです

とはいえ、実は半分くらいまでしかまだ読んでないんで、、、、、
最終話、読んでません
早急に読んでない半分の単行本買ってきて読まなきゃ

なんとなく立ち読みとかネットカフェとかでも避けてたし、やっぱり買わないとっていうか

しかも即、次号から新シリーズがはじまるらしいですし!ちょっとちょっと~



ちなみにウルトラジャンプ、皇国の守護者がおわったころくらいから読まなくなってたんですが、ユンボルとかちょっと読みたいけどほかはあんまりなー
忍空も知ってる感じがしなくなっちゃったし、ウルジャンなんとなくマイナー雑誌だよね


タグ:jojo
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隣の彼方 読了 [本]



「隣の彼方」
「さよなら私たち」
香魚子 著
集英社

たまに、漫画でジャケ買いをします。
雑誌をチェックしてるほうではないし、売れてる作品にもそんなには興味がないし(読みたいな、とは思いますし、結局よく買うんだけどね)。
たまになら直感で。それもあまり聞いたことのない人で。

で、だいたい選ぶ基準は、有り体に言うと、同人系の絵、な感じで買います。
実際に同人活動をしていた作家さんかどうか、はわからないのでポイントではないですが、そういう雰囲気の絵を探します。

といったことで、この2冊をジャケ買いしました。(この漫画家さんについて何も知らないんですが)
読んでみた感想は、ちょっと、中途半端かなあっていうところです。題材が少女漫画にしては主流からずれてるし、しかも画力が少し足りない。ヘタではないですが、題材に対しては、まだ足りない感じがした、ということです。男女間の心の軌跡を描くような、タイプの絵だと思いましたけど、わりに女の子同士の漫画が多い。
掲載雑誌が大衆向けなので当然かもしれません。アングラ系雑誌じゃないって意味で。
表紙はすごくいいんだけどなー。
もちろん中も女の子かわいいですよ。

わたしがあまり知らない感じの漫画を買うときに、同人系の絵を選ぶのは、そっちのほうが好みだからっていう点だけですが、理由は瞬発力のあるドラマが読めるから、です。絵柄もそっちが好きっていうのもあるけどね。
出版社に育てられた漫画家さんはやっぱりきちんとした構成で画力も一定水準があるんです。だから安定感がある。一方、同人系の漫画家さんはペラペラの本を作る機会が多いので(ちょっと乱暴な表現ですみません)シチュエーションのみの短い漫画を描くのがとても上手いんですよ。フェチぽさが強いっていうかね。
だいたいセンチメンタルな感じで。
それでいて絵も地力があんまりないって印象が、あるのに惹きつける魅力を持っている気がします。そういう感じが多いなって話です。

そのショートストーリーが「いい」んだよねー。
心に残る。



そういう風で読んでいる小野塚カホリさんの漫画は好きです。
同人活動をされているのかは実はわからないんですけどね、、、、。
感覚的な買い方なので、まあ、勝手な話なんですが。
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ベルカ、吠えないのか [本]



古川日出男

「ベルカ、吠えないの?」

フルシチョフから、Eのボリスまで。
つい、昨日読み終えたので感想。これも実は1年くらいかけて読んでしまった。勢いで読んだほうが面白いとは思うんだけど、結構な文字数な上に、ちょこちょこ犬が代わることによる場面転換、時代変遷があるのでその都度ひといきついてしまって、それでしばらく間が開いてこんなにかかってしまった。しかも一度読んでしまうと、どこを読みなおしても面白くて、一向に先にすすめない。多少、覚えにくい名詞が多いせいもあって、えーっと、このエピソードはどこかに繋がるんだったっけ?って感じで。

戦争を軸にしながら、犬の物語を壮大に語る小説です。
とにかく犬の話。
もちろんフィクション。

文庫本のあとがきで「想像力の圧縮された爆弾」である、と作者がこの小説を称しています。

想像でここまで書ききるその筆力には脱帽です。そして面白い。
犬の気持ちなんてどこにも歴史的に記録はないのは絶対で、それを明確に書きながらの、物語。
戦争を題材にするとまあ、想像力を必要とするものだけど、まさか犬とはね。

娯楽小説として面白すぎるだろ。
おすすめです。

とりあえずちょっと「宇宙へ」観直そうっと。
(BBC・NHK DVDのやつ これは買いのDVDですよ、子供にぜひ見せたい。冷戦中の宇宙開発を題材にしたドキュメンタリ調ドラマ)

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四頭の軍用犬、彼らを始祖として交配と混血を繰りかえし繁殖した無数のイヌが国境も海峡も思想も越境し、“戦争の世紀=20世紀”を駆けぬける。(一部引用改変)



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死刑執行中脱獄進行中 [本]



死刑執行中脱獄進行中 荒木飛呂彦短編集
1999年11月
231p

ジョジョの荒木飛呂彦まんがを気軽に読むなら、おすすめ。
なんせジョジョだとまともに読むなら100巻くらいになっちゃうから、、、、
いま連載中のSBRスティール・ボール・ランは、単独でも読めるジョジョシリーズなんですが、22巻で気軽にはちょっと、ですよね。

短編が4本なので、お得感もあります。
岸辺露伴と吉良吉影が出ますが、知らなくても十分楽しめますし、吉良吉影は別人といってもいいくらいです。逆に吉良が見たい!と思うと、ちょっと違うようなきがします。
あんなに目立たないように生きていた吉良があんな派手な服きてるのって。誰からも見えないからいいんでしょうけど。しかも死んだはずなのにフラフラと死後?を謳歌してるっぽいし。別人だと思ったほうがすっきりする。

いつ、ジョジョ4部が終わって、この短編を書いたのか調べないとわからないですが、作者もたまにインタビューで言ってるように、前の作品のキャラを描くのはとても難しいらしいです。当然絵柄も変わってるし、それに同じに描くのも本意ではないそうで。

字が多い作家さんなので、1冊でもボリューム感もあります。

個人的にはドルチが好きかな。
猫の話です。設定がむちゃくちゃでいい。
猫が服を着せられるんですけど、またこれが、ドルチかわいいの(笑)

温和な人物が豹変して猟奇的になるシーンはいつも面白い。軽くコメディ。実際漫画なんだけどね。

吉良の超絶可動は買ってもいいなあ。
何も知らない人から見ればただの白髪のサラリーマンという(笑)

  
タグ:jojo
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阿修羅ガールとスクール・アタック・シンドローム 読んだよ [本]



阿修羅ガール  2005年05月(三島由紀夫賞受賞作)
スクール・アタック・シンドローム  2007年07月
(短篇3作:スクールアタック・シンドローム/我が家のトトロ/ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート)
ちなみに、熊の場所 2006年02月
著者:舞城王太郎
(この発行年月日って、単行本のなのかな。作品の発表年月日は、それぞれ本に記されています)

相変わらずといえば相変わらずな感じの、テイスト。
わたしも発表年代毎に追って本を読むほうではないので、なんというかレビューというか感想がちょっと的外れになってしまうところは、ご容赦ください。

「阿修羅ガール」の注釈として(三島由紀夫賞受賞作)っていうのが付いてくるんですよね。それでちょっとだけ気になって読んでみたんですけど、この(三島由紀夫賞受賞作)がどういうものか、よく知らないのですが実は前年に「熊の場所」が候補作としてあがっていて落ちてるんですよ。らしい。その年の他の落ちた候補作が綿矢りさのインストール。で、この受賞した年の他の落ちた作品が嶽本野ばらの「エミリー」。他にも候補作はいくつかあるのですけど、なんとなく自分が知っている作品から察するに、ちょっと近代的な、実験的な作品というか純文学といわれるようなものでない作品にも注目するような賞なのかな?と思いますが、全体的にみてないので違うかもしれません。

いや、何が言いたいかというと、こういう賞ってタイミングがとても重要で、同じ年にノミネートされた作品でとても「強い」作品があるとどうしても負けるよね、、、と思いまして。
個人的には「熊の場所」を支持しているので、阿修羅ガールよりはこっちのほうが、、、と思ってしまったんですけど、翌年に同著者に賞をあげたあたり、どうしても評価したかったのかなと思ったりもします。
そういうのは本を読む上であまり関係ないんですけどね。

舞城王太郎氏に関してはなんか、こう、評価しづらいっていうのがわたしの感想です。
小説として体をなしているのか?どうなのか?っていう根底から混乱させられるし、でも読むと面白いんだよね。最近のは色々暴走してて面白いのかどうかも謎な感じはするけど。「要するにこれは」面白いのかなあっていう感想が出ちゃう、でも、ばーっと読んでる間は面白いの。
「熊の場所」はとても綺麗にまとまっていて、しかもテーマも簡潔で、完成度がすごく高いと思うのだけれども、たぶん賞をとるかどうか、となるとちょっと、短編なのでボリュームが足りないのはネックだったかもしれない(つい最近の作品にネックってあるけどな)。単行本1冊のボリュームの「阿修羅ガール」が賞とったことを思うと。

ちょっと感想文が全く無いので、書こうと思いますが、もしわたしが学生でこれで読書感想文を書けって言われたら、結構難しいなあ。

スクールアタックシンドロームのほうは短編が3作品で、表題の内容は、学生による虐殺事件をきっかけにした、暴力行為の伝染を舞城節で語った、親子の話。そういうこともあるかな、っていう感じが面白い。全体的に心の動きを追った小説です。舞城氏の小説は基本的に何が起ころうと世界には影響しない、という雰囲気で筋ではすごく猟奇的な事件を扱っているのに安心感があるのが特徴かな、と思う。
ソマリア~は読後の無理やり爽快になれという展開は、相変わらず。これこそが、相変わらずな部分だと思う。これが許せるか、どうかはこの人の作品を読めるかどうかだと思う。

阿修羅ガールは、ちょっと文学的な雰囲気で書きましたよ、っていう体なんだけども。

著者の絶対に顔バレしない姿勢とか、文体とかから、まじめにこんな本読んじゃんダメなんじゃないのかなあ~っていっつも心のどこかで疑いながら読んでしまうので、だからこそ感想が書けない。書きづらい。
俗な言い方をすれば、釣られてないか?わたし、、、、って思っちゃうんだ(wwwww←

にしても最近の刊行の速さ、ネック(舞台・映画)などの精力的な活動を見ると、活き活きしてるなあと思う。羨ましい。羨ましいっていい方は、不遜だけれども。
わたしがこの作家の作品に興味がある、周波数がちょっと合う、のはデザイン系だからだと思う。
フォントも奥付に書いたり、変なことも多いし。ちょっと前から文庫本で文字の大きさを買えたりフォントを変えたりする試みが流行ってるなって感じはするけど、もう落ち着いたのかな。あんまり好きじゃないな。段組とか読みやすいフォントとか、雰囲気重視のため、とかはわかるんだけど、たまに一部めったやたらでかい字になったりしてるのがあるよね。阿修羅ガールに関しては、成功していると思うけど。

やっぱり難しいです。
タグ:舞城王太郎
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ゴーストハント(1) 旧校舎怪談 [本]



ゴーストハント(1) 旧校舎怪談
幽books 小野不由美 2010年11月
『悪霊がいっぱい!?』改稿・改題書

本屋にふらっと行ったときに、つい、みつけて、つい、買ってしまった、、、、。
横にあった「歌うクジラ」は文庫になるのを待とうと踏みとどまったのにい。

帯の「入念なリライト」の罠にひっかかってしまったんだよう。
値段だって決して安くないと思う(原書が出版当時にしても数百円だし、ちょっと今回の出し方はどうかな、って感じはする、出したら売れるので商売としてはアリだとは思うけどさ)

わたし、ホラー、大の苦手なのに。
なので実は冒頭部分、ナルとの出会いまでしか読んでないです。
だって怖くて夜ねれないんだもん。

フジリュー屍鬼だって怖くて寝れなかったんだよう。
(こっちも怖いのでまだ3巻しか読めてない)

「十七歳の春」「緑の我が家」「悪夢の棲む家」も読んだ後怖くてしばらく寝れなかったし。
なので、この悪霊がいっぱいシリーズの漫画も、アニメも、遠ざけていました。
この新装丁本も買うつもりはなかったのに、うっかり、帯の文句で買ってしまった。おそるべし帯。
家に帰ってから「これホラーだった、、、、」って気付いた次第で。

小野不由美主上の文体が読みたいという欲求が目をくらませていました。

2ヶ月ごとにリライト本が発行されるみたいです。とはいえ、元の本持ってないので、どう変わっているのかがわからないです。
申し訳ないけど、1巻、読めるのとっても先だと思う、、、、。
怪談、都市伝説、結局好きでつい、つい、そういうの読んでしまうんだけど、ほんの数行の怪談でさえ夜寝れないんですよ、へたれ。

ついでに話題にするなら、そこまで怖がりでも「東京異聞」「黒祠の島」「魔性の子」は全然、平気でしたから、あれはホラーではないなと(実際そうですけど)。あ、十二国記もね、もちろんね。

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高校1年生の麻衣はひょんなことから、調査に訪れた「渋谷サイキックリサーチ/SPR」所長・ナルの手伝いをするはめに。麻衣とナルが出逢い、物語の出発点となったシリーズ第1巻。全編にわたり入念なリライトが施された完全版。

98年にはいなだ詩穂の手によってコミック版『ゴーストハント』シリーズの連載がスタート。97年にはラジオドラマ版、2006年にはテレビアニメ版も制作された。シリーズ開始以来約20年を経た今日でも多くのファンに熱烈な支持を受けている、小野不由美の代表作のひとつである。
長く入手困難な状態が続いてきたが、このほど大幅な加筆を施した完全版として復活を遂げる。
(引用一部改変)http://books.rakuten.co.jp/rb/
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タグ:小野不由美
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蝶々の纏足 感想 [本]


蝶々の纏足・風葬の教室
山田 詠美
文庫: 215ページ
出版社: 新潮社 (1997/02)

お風呂に入りながら、「蝶々の纏足」を読んだ。何度か読んでいるのにいつも初めて読む気分になるのは、たぶん単語の一つ一つを楽しむ小説だから。展開で楽しむ本ではないです。
短編でちょうど一編が読めた頃にのぼせ上がる。
とても観念的で、美しい文章、ねっとりと重い心の動き、灰汁の少ない会話が非常に心地良い内容です。それでいて感動が用意されている。
女子学生に読んで欲しい本です。こういうふうに、すべての行動には理由があるのだ、という生き方を学んで欲しい。実際、そんなわけはないのを大人は知っているけど、思い込みと倒錯的な理念を何ももたないでは生きていられない、そういう空気を知ってほしい。
それで何を思うかは、あなたの自由だしね。

女性的な小説として振りきれいているのがいっそ気持ちいいので、大好きな作家です。ハードカバーの長編は正直、当たりと外れがある気はするけど、、、(当然すべて読むに値する素晴らしい著書だとは思っていますが、単に好みの部分で、です)そういうほど、作品を網羅して読んできたわけではないですけどね。エッセイなんか気分が如実に読み取れて、つまりつまんない気分のときの文章はやっぱりつまんない、っていう感じはしますね。そういう嘘をつかない作家だと思いますが。

ここ数年、村上春樹氏が何度目かのブームで、たぶんこの方の「乾いた小説」というのが受けるのは人の心は簡単じゃないのだよ、隙間みたいなものができたり埋められたりするんだよっていうビジュアル的に表現されるテーマが<分り易く届く>からなのではないかな、と思うのだけど。こちらも作品を追って読んできたわけではないので、なんとも、偉そうなことが言えないんですが、、、いや、何をか言おうと思って読み始めるんだけど、手が進まないんだよう。全然、読んでて吸い込まれないので、1冊読むのが大変で。そんな大変な思いをしてまで読むなら、他の面白そうな本を手にとっちゃうよね。

今回、別に比較しようと思ったわけではないです。

「蝶々の纏足」について話を戻します。
人の心の簡単ではない部分、それも悪いものほどいい匂いがする、そういうものに惹かれるのは本能だし、理由があれば自分で手に入れなくては、だめだ。というテーマをいつも感じます。
からっぽで生きていたって、つまらないよ、という。
すごく攻撃的なんですよね。能動的。そういうのには憧れるし、きっとそういう作品を書く作家に対しても憧れているんだろうと思う。

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タグ:山田詠美
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WOMBS 感想 [本]



WOMBS 1 (IKKI COMIX)
白井弓子
2010.2

ジャケ買いしました。
地球ではない星で、戦争をしている軍で特別任務をもつ女兵士の話、というのでなんとなく気になって、、、。表紙の雰囲気も硬派で安定感があったし、ちょっと古い絵柄なので大きな外れはないんじゃないかなって思って。長く描いている人はやっぱり物語がいいことが多い。設定もSFというか、まあファンタジーよりなんですが突飛で読んでみようって思っちゃったんだよね~。(この作家さんが長く古くから描いてらっしゃる方なのかは知らないんですが)

裏表紙より一部抜粋~
碧王星。移民間で戦争が続く中、新兵が特別転送隊に配属される。
妊娠しているメスだけが「飛べる」現地生物、その体組織を自らの子宮に移植し、転送能力を身につける女だけの特殊部隊、、、、

今回ネタバレ含まないでは感想かけないので、知りたくないって場合は読まないようにしてね。

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