グラスハート(若木未生)完走と感想 [本]
※以下、敬称略
ようやく、、、、
最終巻を読みました。
1巻発刊が1994年1月、最終巻発刊が2009年2月。
あー、まあ最終巻がでて、10年ですね。
10年塩漬けしていました。
途中、何度か読みかけて、やめるを10年の間に数回はしたと思います。
塩漬けの本がほかにもそれなりにあるなかグラスハートシリーズ最終巻「イデアマスター」を読もうと思ったのも、すぐ読めそう、だったのに10年かかってしまいました。
もちろん1巻を読んだのは遠すぎる昔、コバルト文庫の対象である年齢です。若木未生という作家の作品はおおむね読んでいたのでこのシリーズも出るたびに買い、すぐ読んでいました。まあそれがだんだんと、発刊ペースが遅くなり、自分はコバルト文庫読者層でもなくなり、興味は薄れていきます。というよりこの作家の抱えるシリーズ作品の刊行自体も遅すぎて追えない状況でした。よくある話です。
そしてふとした時に、最終巻が出ているのを知って、買ったものの、、、。
(一応初版で買ってますけども)
一巻からのテイストとして、非常に観念的で状況や場面、場所がわかりにくい文章で、しかしそこがこのシリーズの青春群像劇という主題と親和性が高く気持ちのいい作品だったと記憶しています。当時の感覚としては。
もともとそういう小説を書く作家ですけど、高校生、大学生、青年、の織りなすふわふわした日常をバンド活動で紡いでそれを少年少女の主観で語る手法でした。
逸れますが、文章が会話文がほとんどで、状況説明が少なめ、主観のモノローグ多め、です。ただそういう小説が多かった時代ですし、もしかしたら今でもラノベ界隈はそうなのかもしれません。個人的にはジュブナイルジャンルではないと思っていますが、それは作家に付随する区分けでもあるでしょう。そしてラノベは多量に昔は読んでいました。だって読みやすいんだもん。
本の感想にすらたどり着きません。
だってもう怨念みたいなものですよ、若木未生作品や当時のラノベを語りだすと。
とにかく、この「イデアマスター」を読んでいて、あ、ちょっとやめとこ、となったのが、全く誰が喋っているのか、どこで何をしているのか、わからん!となることが多かったせいです。でも完結、これを最後まで読めば落ちが読めるの一心で読みました。最終巻の一つ前の終わり方がドラマチックすぎて、ずるい!!と思っていましたからね。もう今さらネタバレもなにもないと思うんですが、藤谷先生がアカネさんに好きだよって告白するとこで終わりなんですよ。ずるい!!アカネは坂本くんと付き合ってるのに。もうね、こんな感想だれが理解してくれるかわからないですが、ようやく、言えました。その当時で、グラスハートももうついていけない、、、内容がよくわからない、、、何がゴールなんだろうこの作品は、と思いっていたのに、突然の恋愛沙汰でした。(というかもう本が残ってないので読み返せないんですが)
なのに最終巻をいくら読んでもその色恋の決着がつかない。
つかないというか話にでない。
読むのやめよ、、、ですよ。
そこを粘って最後まで読みましたが、ああ、、、そうか。という。
つまり二十歳を迎えたアカネと坂本が結婚を決めるという結びでした。
藤谷先生はまあ大人だし、いいやろ、って雰囲気で。恋愛面に関しては。
でもね、これね、恋愛で引っ張った最終巻ですから。そこは深くやってほしかったんですよね。藤谷先生の感情とか、というかもうこの三人の感情があまり動きがなくて、まとめるには結婚するしかないかな、大人になった証として、って感じというか。
藤谷先生が大人の印象を出していましたけど、アカネと6歳しか違わないんですよ。
そんなの別に坂本くんを交えて本気でぶつかり合っていいと思ったし、彼ひとりがなにか変わった天才でたくさんは手に入らないから本当に欲しいものをひとつしか選べない枷を背負っているかのような人物像になってて、そういう魅力はあるだろうけど、でももっと、救ってほしかった。
作中ではみんないろんなことを悩んで、納得していることになっているけど、そんなものかな、恋愛って。行間の感じ取りが足りないのかな。でも無理、もう読者層じゃないから。(でも刊行が遅すぎて一巻当時少女だった今ばばあが大半だよ)
バンドの行く末が気になるかというと、ファンのあり方とか世間での評価とかの描写がなさすぎて、解散してもしなくても、物語にあまり影響しない感じなんですよね。
だからわたしは人間関係に注目していたし、シリーズ全体的にも人間関係で悩むことが多かった小説だと思います。
というかね、実は、そこまで真剣には読め無かったです。文字はちゃんと追いましたけど、想像がついていかなかった。
他に言いたいことといえば、やっぱりタイトルセンスが抜群にいいですね。それはすごいです。
詩を書いて発表してほしいなと思います。ブログでもいい。
ちなみに冒頭の写真は持っていた最初の5冊のカバーイラストだけ切って保管しているものです。
橋本みつるイラストがとても、とてもよかった。
装丁もよい。
途中、羽海野チカになり、最後は藤田貴美になりました。
でも橋本みつるが一番いいです、この小説には。夜のライブハウスの雰囲気がある。
いやようやく終わりました。
ところで、ちょっとついでにアマゾンで見てみたんですが、オーラバスターもやっぱり杜真琴イラストがいいですよね。レトロで小説の挿絵感がいいんですよね。まだ小説に漫画絵をつける初期の頃のことだったと思います。
破妖の剣シリーズなども当時読んでいましたが、同じように読みにくくなっていき、刊行が遅くなり、買わなくなりました。あれも厦門潤がよかったです。
それでも、どうしても、あの頃のシリーズが完結したというのなら、買って読みたくはなるんですよね。苦行なのに。
とはいえイズミ幻戦記はもう買いません。なんかもう読めなかったですね。セリフがしんどい。
これが最新の作品なのかな。最近でも書いてらっしゃるんですね。
再刊行や電子書籍も多いです。
ヒグチユウコ100 POSTCARDS ANIMALS [本]
ヒグチユウコ100 POSTCARDS ANIMALS
発売まで買うか迷っていたんですけども、高価だし。
でもどこも予約殺到で買えない、みたいな前評判がありまして、一度は本屋にいったんです、どんなもんかまず見ようと。
でも売ってなくて、やっぱり即売れなのかな、とか感じていたところに、紀伊国屋書店で見つけまして勢い買ってしまいました。
ポストカードが100枚、という商品で、一応小冊子がひとつ入っているので書店にあってもいいのかなあとも思えます。美術書コーナーとかにあるのかも。わたしは絵本コーナーでみつけましたが、紀伊国屋の店頭での本検索システムが使用できないことになっていて、実際なにジャンルなのかはよくわかりません。
でも予約できない、って感じだった割には、まだ今なら楽天でもアマゾンでも買えそうですよ。
残り何点ってでるのがあおってきますけど、この勢いなら増刷もありそう、とわたしは思いますけども。
一応、初回購入特典として特製のビニール袋がつくんですが、楽天だとつかないみたいです。ただわたし個人的にはそんなに魅力あるものでもなかったです。持つものの余裕なのかもしれないですが、使うこともないし、飾るようなモノでもないので(フニャッとしたビニールです)。
ポストカードは、非常に厚くて、300kg紙(シロク)くらいありそうな、超特厚です。
固いかたい。
ペラよりはいいですけどこんなに厚いのも見たことがない。
それから100枚ありますが、全て絵柄が違います。
はっきりいいますが、ものすごい熱量で描かれた一枚と、さらっと落書きした一枚、とわりと差があります。
全体でいうと、ほんとうにざっとした印象だと7:3くらい?(境界線はグラデーションなので、これはかきこみがすごい、これは、これは、ってはっきりいうものではないんですが、完全にちょろっと描いた一枚もあるので)もちろん、それも意図した一枚であろうとは思うので、なんというか手抜きだ、と言いたいわけではないので、ご了承ください。
いや、そりゃあ描くのに時間がかかったものと、そうでないものって明白なので。構想時間は含まず。
しかしこれ使うってなると、もうひとつ買わざるを得ないですね。
自分の手元には100枚揃えでおいておきたい。
でもぜひ!使ってみたい。
今までの著書や画集をもっている方は、使いやすいかもしれません、精神的には。
ヒグチユウコ100 POSTCARDS ANIMALS [ ヒグチユウコ ] |
発売まで買うか迷っていたんですけども、高価だし。
でもどこも予約殺到で買えない、みたいな前評判がありまして、一度は本屋にいったんです、どんなもんかまず見ようと。
でも売ってなくて、やっぱり即売れなのかな、とか感じていたところに、紀伊国屋書店で見つけまして勢い買ってしまいました。
ポストカードが100枚、という商品で、一応小冊子がひとつ入っているので書店にあってもいいのかなあとも思えます。美術書コーナーとかにあるのかも。わたしは絵本コーナーでみつけましたが、紀伊国屋の店頭での本検索システムが使用できないことになっていて、実際なにジャンルなのかはよくわかりません。
でも予約できない、って感じだった割には、まだ今なら楽天でもアマゾンでも買えそうですよ。
残り何点ってでるのがあおってきますけど、この勢いなら増刷もありそう、とわたしは思いますけども。
一応、初回購入特典として特製のビニール袋がつくんですが、楽天だとつかないみたいです。ただわたし個人的にはそんなに魅力あるものでもなかったです。持つものの余裕なのかもしれないですが、使うこともないし、飾るようなモノでもないので(フニャッとしたビニールです)。
ポストカードは、非常に厚くて、300kg紙(シロク)くらいありそうな、超特厚です。
固いかたい。
ペラよりはいいですけどこんなに厚いのも見たことがない。
それから100枚ありますが、全て絵柄が違います。
はっきりいいますが、ものすごい熱量で描かれた一枚と、さらっと落書きした一枚、とわりと差があります。
全体でいうと、ほんとうにざっとした印象だと7:3くらい?(境界線はグラデーションなので、これはかきこみがすごい、これは、これは、ってはっきりいうものではないんですが、完全にちょろっと描いた一枚もあるので)もちろん、それも意図した一枚であろうとは思うので、なんというか手抜きだ、と言いたいわけではないので、ご了承ください。
いや、そりゃあ描くのに時間がかかったものと、そうでないものって明白なので。構想時間は含まず。
しかしこれ使うってなると、もうひとつ買わざるを得ないですね。
自分の手元には100枚揃えでおいておきたい。
でもぜひ!使ってみたい。
今までの著書や画集をもっている方は、使いやすいかもしれません、精神的には。
赤白つるばみ 下巻 [本]
赤白つるばみ
上下巻
楠本まき
ーーーーーーーーーーーー
帯の文章も掲載しておきますね
上巻
「kissの世界観を継承する17年ぶり 待望の長編単行本!」
「ひたと肌に吸い付く音 うねる色彩の洪水」
言葉の色が見えるという芸術家の老女・キノは、兄の大蛇丸を「白い子」と呼び、弟の由良之介の声を「赤白つるばみ」だと言う。兄弟の家の隣には、彼らいわくすみれ色の声のヒルコが住んでいて。稀代の名作「kiss」の系譜に連なるシュールで穏やかな美しい日常。
下巻
「すべてのはみだす者たちへ」
「行き交う言葉、たゆたう思い、めくるめく色彩」
言葉の色が見えるという老(少)女・キノ。空気の読めない美少女・鳩子。色弱の画学生・音羽。大蛇丸・由良之介兄弟、ヒルコと双子らをめぐる優しく穏やかな日常は、ある日。はみだす者たちへのエール。
ーーーーーーーーーーーー
上巻をああまで褒めちぎっておいて、下巻について何も感想を言ってなかったなあと思いまして、改めて本棚から引っ張ってきましたよ。
もしかして、この本を今から読もうか迷っている、という方には申し訳ないのですが、ネタバレ込みで書きます。ただ上巻を読んだのなら下巻も読むべき。
あと楠本まきファンも読むべき。
これはね、おそらく上下巻でわけずに、1冊でがんばったほうがよかったかもしれないですね。下巻の仕上がりだけで言えば。そう入ってもボリューム的にも、まあ常識的にも上下巻のものであるとは思います。
下巻が上巻に比べて劣っているというわけではないんです。
ただ楠本まき著書のパターンでいうと、Kの葬列の下巻のようなものです。
種アカシのようなもので、情緒を楽しめたのはやっぱり上巻だったなあと。
Kの葬列も上下巻でなく1冊のほうがたぶんスッキリはしたんじゃないでしょうか。あれはあれで上巻の引きはすごくよかったので、成功はしてたと思いますけど、下巻のカタストロフィは弱くなってしまったように思います。「致死量ドーリス」なんかはスッキリした傑作になりましたものね。一冊で。「干からびた胎児」とかも。
今回の、赤白つるばみの、下巻も同様に、しかしながら想定外に最初のシナリオを追いかけることができなくなり、いつもの観念的なポエムで小さくまとめられた、という印象です。
想定外に最初のそれなりのプロットが薄ら寒いものになってしまったであろう理由は、あとがきに書かれているんですが、でもあんまりその辺は重要ではないのかもしれません。そもそも最初にそれなりのプロットがあったかは言及されていないです。
「kissのように日常を描きたい」とした作品らしいので。
そはいっても、そうはいってもですよ。
キノさんが、旅行先でふと巡らせたポエムの辺りはのめりこんで読むとちょっと気持ちいい。
本当にすみません、一度読んでない方には何の、意味もないわけのわからない文章になってしまいました。
感想ってこれ書きにくい本ですよ。
背景は白いし。
書き込みも少ないし。
ファンなら、買って損はないです。
最近はファンですら、損かも、っていうものなきにしもあらずだったからですね。
まあ、マンガとしてがひさっっしぶりだったですからね。
高河ゆん漫画家30周年記念本 [本]
高河ゆん漫画家30周年記念本
30 ――までだと思っていた道は、まだ先に続いている(といいな)
(書籍)[一迅社]
買おうか迷っています。
以前、サイクランドという日記本というか、エッセイ本というか、半生本というかそういうヨモヤマ話が満載の高河ゆん本があったんですよ。
ごちゃっと、活字ですら書きたい放題になった本が。
高河ゆんといったら描きたい放題の漫画家ですが、今回の、30周年記念本もあんな感じなのかなあ。
ただわたしは、ガンダム00も、ラブレスも、見てないんですよね。
ギリギリが妖精事件かなあ。ゲシュタルトかな。
源氏が好きだったんだけどなあ。
カラー絵がよかったの。
懐古厨はみんなそういう。
TV Bros. 28周年に [本]
店頭で、ふとみたブロスが300円だった。
こないだサイズが大きくなってたので何か感じたけど、値上げしたかったんだなあ。
元々廉価でがんばっていたし、値上げは順当なのだと思う。
調べたら最初は180円だった。
そりゃ買うわ。そりゃあ隔週毎号買うって、あの物量であのコラム連載陣で。
というか二、三年前(一年前だっけ)定期購読だと一冊が200円くらいで、毎回店頭で買うと、一冊が定価の280円だった。それが定期購読も定価になったタイミングで、買うのを辞めてしまった。数字はあんまり信用しないでください。
創刊28周年というが、たぶんわたしは20年くらい買っていた。
よく読み込んでいた頃は、まだナンシー関さんがブロス探偵団を書いていた。というとなんだか計算がおかしい気もするけど、ブロス探偵団も記者署名があったわけではないので、どこまでが氏のものかはわからない。とり・みきさんのページが好きだった。
買い始めたきっかけはなんとなく及川光博特集だったり、電気グルーブのコラムだったりPUFFYのコラムだったり。
文字が多くて、今で言うコスパがすごくいい雑誌だった。
たぶんブロスは「コスパ」のいい雑誌という言われ方はどうかなあ、と思うだろうけど。
あくまでサブカル雑誌。テレビ誌だけど、テレビのことを茶化す雑誌で変なことを教えてくれた。
そうはいっても28周年。
わたしは定期購読で買っていたものの、ここ2年くらいはあんまり内容と自分が合わないな、と思っていた。何年も前に森ガール山ガールを皮肉っていた雑誌を、今の自分は笑えない。だって山や森に行きたい。
そういう年齢なのだろうなーと思う。
もちろん、森ガールなどというのはもっとファッションで着るものもおよそ決まっていて目的も自分への刺激やご褒美(ゆとりある生活)、という感じで年配の暇だからなんかしよう、というのとは違う。おばさんになると別に意識しなくてもその辺の人と適当に中身のないことをしゃべったりできるようになる。勝手にゆるくなるから。
今のブロスの言う、面白いマンガ、いい音楽、いい映画、っていうのにあんまり興味があわなくなったんだよね。あとコラムニストがほとんど知らない人になった。これは大きかった。コラムがメインの雑誌だったし、興味のわかないコラムばかりになった。自分にとっては、面白くないコラムばかりだった。正直、ちょっと質が落ちたのかなあと思った。それは元々偏ったコラムが多いので、自分と合わなくなっただけなのか判断がつかない。
PUFFYのコラムも今思うと別に面白くなかったしねえ。
仲里依紗のは面白かった。あときゃりーぱみゅぱみゅのも面白かった。
電気はバツグンにわけわかんなくて好きだったなあ。あれほんとに電気が書いてんのかなあ(や、なんか、思うじゃん)。
って書いたところでなんか記憶がおかしいな、と思って、、、たぶんそれはロッキング・オン・ジャパンのことだわ。
あとねこぢるの存在が大きすぎた。
大好きだった。大好き。
結局こうやって勝手に批評じみたことをブログでやっちゃうわたしは、ブロスの受け売りだろうなあと思います。
今のところ、毎号店頭でチェックはしています。
また買う日々がはじまるかは不明です。
一回買うと惰性で買っちゃうんで、よほどの特集があるとヤバイですね。
いつの間にか、2冊も出てる、、、、!
赤白つるばみ(上)読了 [本]
あけましておめでとうございます!!!
どこよりも遅い、楠本まき17年振り長編漫画(新刊)の感想です。
発刊は去年!2014年の12月。
まあそんなに読んだのが遅いってことはないのかもしれないけど。
この表紙からは想像できなかった内容の厚い新刊でございました。
買ってよかったー。
いや絶賛だよ!
何よりまさかこんな青春群像劇とは思ってなかった。
しかもほどよいモラトリアム感と、貴族感と、お伽話感が混然となった、これぞ求めていたKISSの系譜という、ええ、まあ。
ここまで言うとやっぱり恥ずかしいですね。だってもうKISSを読んでいた頃からこっちいい大人だし、それこそ作者も大分月日が経って描きたいものも変遷しただろうし、あんなふうな学生でもないふらふらと大人のいない世界を遊びまわる若者たちの日常を、まだ、我々は、いやわたしは、求めているのだろうか、と思うと、恥ずかしい。
あとコーラス連載中にチラチラ立ち読みした感じでは、正直、ああやっぱり重厚な描きこみのある絵ではないなあ。話もよくわからんなあ。と思って、一冊にまとまったこれを読むまで期待は全くしてなかった。むしろお布施のつもりで買った、んですよね。
したらね、お話も面白いのよ!
続きが気になるのよ!
ああこういうちゃんとした漫画がかけるんだわこの方!ってほぼ初めて思いましたよ。
そういう意味では「普通の漫画」なのかもしれない。
言いたい放題です。
すみません。
だって結構ね、ここ17年ね(笑)、もうお布施気分を味わってきたんですよね。
実は「A国生活」も買って読んだんです。
でもこれは4コマ、って書いてあったし、ほんと期待してなかった、漫画としては。
ぎりぎり「耽美生活百科」くらいの情報量があるかなあ、と思って買った。でも、大方の予想通り日記に近かったんですよね、ファンブックみたいなもん。
このへんははっきり言いますけど、面白くはなかったの。だって10年かけて1冊になった日記というか、ねえ。しかも高いしね。
あと「恋愛譚」も、詩情で内容も好みではあったけど、薄いし、しかも見にくい印刷だしで、たとえば人には薦められないかなあ、という感じ。
そもそも本が出ることが少ないので、言えることが少ないですけど、でも今回の!赤白つるばみは!絶賛です!
ただこれ2009年に連載開始なので、「下」が出るのは、、、!また5年くらい待つのかしらあーーー。
コーラスの連載ペースは知らないんですけど。
こないだピンナップ?描きおろしのイラストが掲載されてたんですが、これまた、うーん、となる感じでした。その、描きこみが、少ないんですよね。最近のタッチにしても、アングルも一辺倒に思えるところですし。
まあ今回の赤白つるばみも、ページをパラパラめくるとかーなーり、白!ですからね。その辺は含んで、帯の「KISSの世界観を継承する云々」を汲んでくださいね。
わたしは、漫画としては本当にオススメします。
ちょっとうちにある楠本まき本を引っ張りだして、写真とってみますね。
今度ブログにあげようと思います。写真を加工する時間がなかなかとれないのでもたつくとは思います。
いつのまにかほとんど絶版になってるんですね。まあ漫画だしね。イラスト集とか増刷されることもないだろうし。
買ってない本もチラチラあります。
青の開放とか、、、、(は当然なんだけども。でもHOTHOTHOTは昔持ってた)
どこよりも遅い、楠本まき17年振り長編漫画(新刊)の感想です。
発刊は去年!2014年の12月。
まあそんなに読んだのが遅いってことはないのかもしれないけど。
この表紙からは想像できなかった内容の厚い新刊でございました。
買ってよかったー。
いや絶賛だよ!
何よりまさかこんな青春群像劇とは思ってなかった。
しかもほどよいモラトリアム感と、貴族感と、お伽話感が混然となった、これぞ求めていたKISSの系譜という、ええ、まあ。
ここまで言うとやっぱり恥ずかしいですね。だってもうKISSを読んでいた頃からこっちいい大人だし、それこそ作者も大分月日が経って描きたいものも変遷しただろうし、あんなふうな学生でもないふらふらと大人のいない世界を遊びまわる若者たちの日常を、まだ、我々は、いやわたしは、求めているのだろうか、と思うと、恥ずかしい。
あとコーラス連載中にチラチラ立ち読みした感じでは、正直、ああやっぱり重厚な描きこみのある絵ではないなあ。話もよくわからんなあ。と思って、一冊にまとまったこれを読むまで期待は全くしてなかった。むしろお布施のつもりで買った、んですよね。
したらね、お話も面白いのよ!
続きが気になるのよ!
ああこういうちゃんとした漫画がかけるんだわこの方!ってほぼ初めて思いましたよ。
そういう意味では「普通の漫画」なのかもしれない。
言いたい放題です。
すみません。
だって結構ね、ここ17年ね(笑)、もうお布施気分を味わってきたんですよね。
実は「A国生活」も買って読んだんです。
でもこれは4コマ、って書いてあったし、ほんと期待してなかった、漫画としては。
ぎりぎり「耽美生活百科」くらいの情報量があるかなあ、と思って買った。でも、大方の予想通り日記に近かったんですよね、ファンブックみたいなもん。
このへんははっきり言いますけど、面白くはなかったの。だって10年かけて1冊になった日記というか、ねえ。しかも高いしね。
あと「恋愛譚」も、詩情で内容も好みではあったけど、薄いし、しかも見にくい印刷だしで、たとえば人には薦められないかなあ、という感じ。
そもそも本が出ることが少ないので、言えることが少ないですけど、でも今回の!赤白つるばみは!絶賛です!
ただこれ2009年に連載開始なので、「下」が出るのは、、、!また5年くらい待つのかしらあーーー。
コーラスの連載ペースは知らないんですけど。
こないだピンナップ?描きおろしのイラストが掲載されてたんですが、これまた、うーん、となる感じでした。その、描きこみが、少ないんですよね。最近のタッチにしても、アングルも一辺倒に思えるところですし。
まあ今回の赤白つるばみも、ページをパラパラめくるとかーなーり、白!ですからね。その辺は含んで、帯の「KISSの世界観を継承する云々」を汲んでくださいね。
わたしは、漫画としては本当にオススメします。
ちょっとうちにある楠本まき本を引っ張りだして、写真とってみますね。
今度ブログにあげようと思います。写真を加工する時間がなかなかとれないのでもたつくとは思います。
いつのまにかほとんど絶版になってるんですね。まあ漫画だしね。イラスト集とか増刷されることもないだろうし。
買ってない本もチラチラあります。
青の開放とか、、、、(は当然なんだけども。でもHOTHOTHOTは昔持ってた)
タグ:楠本まき
粘土道(2) ジンディー・ジョーンズ感涙の秘宝 [本]
先日、ビレッジ・ヴァンガードによったんです。
片桐仁のガチャないかなー、と思って。
そしたら作品本があったんですが、なんとサイン本だったのでうっかり買ってしまいました。
日付がちょっと、あれですが。
そういえばその日付の頃、サイン会やってたようなかすかな記憶もあります。
(行けなかったですが)
というか、ビレバン、隅っこまで探すと色々あるんだなーと思いました。つまり隅っこまで探したらいかんという結論。だって~。
粘土道(2) ジンディー・ジョーンズ感涙の秘宝
2011年11月
本はこれです。
びっくりするくらい、どの写真も手振れしててごめんなさい。
綺麗なのがみたかったら本を探してね!
片桐仁扮するジンディー・ジョーンズが発掘した(作った)いろんなオーパーツを集めた本です。
どれもすごく完成度が高い。
ちなみに、これ2冊目で、この前の本があるんです。
これですね。
もうこの粘土を既存の何かに(たとえば電気ポットとか)盛って、何かわからんものを作るっていうプロ。
なんともいえない執念というか手の込みよう。
やり始めたら止まらないんでしょうねー。
もちょっと、作品の素材とか詳しく書いてくれてると、もっと楽しかったかも。
ぐるぐるの線とか、ハンダなんだーって思いましたけどね。
あ!
あとガチャはまだ?みたいな、、、わからない、、、。
ガチャはもう予約でしか手に入らないのかもなあ。
これですね。
予約でも厳しいかもなー。
JOJOmenon etc. [本]
JOJOmenon
作者 : 荒木飛呂彦/SPUR編集部
出版社 : 集英社
発売日 : 2012年10月5日
25周年記念のムック本、やっぱり買っちゃいました~。
とにかくフルカラーで見てて満足できるのがいいです。もちろん著者の荒木飛呂彦氏のインタビュー記事や写真もたくさん掲載されていて、その内容も充実しているんですがやっぱりカラーの絵がみたいですものです。それに表紙も美しい!
ましてや「岸辺露伴 グッチへ行く」も収録ですから買って損はないです。
ただ作者自身に関する記事が大半なので、そういう部分に興味がない、あまり知りたくないっていう場合はお勧めできません(作品を読むのに作者の意図をインタビューで知るのって、抵抗ないわけじゃないです、わたしも)。
記念本なので買うなら早めに探してみてください。
まだ、定価で新品が買えますから(中古ですでに高額ででてるみたいですけど、探したほうがいいですよ)。
ジョジョリオン 3巻
ジョジョリオンの3巻も出てました。
しかも記念小冊子も店頭でもらっちゃいました。
内容はジョジョシリーズの簡単な説明などです。
こっちは先着順だったので、どこかまだ探せばあるかもしれないですね。
最後にこれ!
舞城王太郎著のジョジョ。
この厚さ!
JORGE JOESTAR / 舞城王太郎
2012年09月
集英社
まだ数ページしか読んでないのでなんとも言えないですが、うーん、いつもの?舞城節かな?
アニメも次回はディオ様が人間を辞めるそうなので必見ですね。
ちょっと色が薄いのが気になりますけど、ま、記念なので見てます。
アシェットめー <占い> [本]
買っちまったよー
"8月29日(水) 創刊 西洋・東洋占術のすべて 占いの世界"
http://www.uranainosekai.jp/home.html
(公式)
DeAGOSTINI(デアゴスティーニ)、Hachette(アシェット)などの、分冊百科、パートワーク形式の雑誌には手を出さない、、、!って思っていても、創刊号って安いからつい買っちゃいます。
これはなんと「占い」の週刊誌。
そう、アシェットは週刊で出るんですよね、、、それが結構、きつい。
お財布にもきついし、毎週、本屋で買うのも難しい(わざわざ行かないといけないので)。
だからこその定期購読なんですけど、いやー、、、さすがに最初の1号かっただけで定期に申し込むか覚悟が決まらないですね。
占いに関しては専門書をいくつか買うほうが勉強にはなるんでしょうけど、このシリーズは占いといわれるメジャーなもののすべての解説が毎号少しずつなされるようです。広く広く、という感じ。
タロットが毎号ちょっとずつついてくるみたいですが、まさか大アルカナだけだと思いきや全部?みたいですね。ただ私、タロットなら1セット持ってるし、やっぱりオマケっぽいこのタロットだと雰囲気でないですね。
占いは雰囲気がとてもとても重要ですから。
話術としての信憑性をあげる意味もありますけど、カードの結果を組み立てる占い師のインスピレーションを引き出すのはその雰囲気。
基本的にカードそれぞれに単独の意味はあっても、占いたいテーマに沿ったメッセージを作るのは占い師それぞれの力量ですからね。
とかなんとか言っちゃって、べつに占いができるわけじゃないんですけどねー。
あはー。
ましてやひとを占うなんてとてもとても。
ただ学問としての占いには興味があるんですよね。
そういう点では、いろんな占いをひと通り網羅しているこの雑誌はちょっと買ってみたいなーと思います。
でも週刊誌なんて、買ってもきっとどんどん読むのが追いつかなくなってって買うだけで満足しそうな、、、予感。
タロットといえばライダー版ですね。
でも、いろんなイラストで売っていますよね。お値段も様々ですが。
絵柄で決めるのが一番いい選び方みたいですよ。
これなんて滅茶苦茶かわいい!
そんなこんなで2号がもう店頭にあるのかな?
どうしましょ。
栞の奥深さ [本]
古書を買うとなにかしら挟まっているのが、面白い、それも醍醐味です。
写真はしおりです。
なんと一世風靡セピアのあたらしいアルバムの告知が写真になっています。
いやあんまり知らないですけど、一世風靡セピア。
もう一枚は江戸の風俗の絵が描かれたもの。
味があります。そんなに古い栞ではないですが、一色刷りでいかにもという感じ。
こういう栞を蒐集している人っているんでしょうねえ。
それと先日、ちょっとへんなものが本屋に売っていたのでつい買ってしまいました。
世界の天然石COLLECTION BOX (単行本・ムック) / 宝島社 |
世界の天然石COLLECTION BOX (単行本・ムック) / 宝島社
たぶん、これの↑シリーズ?だと思いますけど、、、本じゃねえ!っつー。
開けてもどこにも冊子だとかチラシだとか入ってないんです。ちょっとくらい何か入ってるかと思ったんですけどね。
占いコーナーにありました(笑
パワーストーンみたいな扱いでしょうか。
最近は本屋もいろいろありますね。