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GOEMONミタヨ [映画]



http://wwws.warnerbros.co.jp/goemon/
(公式)
GOEMON
監督 紀里谷和明
2009年公開
出演者 江口洋介
大沢たかお
広末涼子
配給 松竹
ワーナー・ブラザーズ映画
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感想だけです。
簡単に、ネタバレあらすじを言うと、義賊・大泥棒ゴエモンが実は時の権力者の配下で忍者として育てられ、そして働いていたのが、その権力者がまた天下取りの陰謀で殺され、ぶらぶらしてるところに、その陰謀の首謀者(自分の主人を殺した人)が誰か、知ってしまうことで時代が動くよ、という感じです。
こうしてかくと、なんか、事件性はないなあ。謎もないし。すごくシンプルな話ですね。

美しい映像、娯楽大作的な装置、セット、揃った役者、と、いろいろいい材料はあるのです。
2009年公開なんですよね、、、最近じゃん、、、

ワイヤーとか使えばいいのにほとんどCGなので、、、そういうのもあってチープだよね。
ものすごく手間がかかってるのはわかる、ものすごく表現したい映像も伝わってくる、戦争ヨクナイテーマもストレートにわかる。
ただ、どうしてもハリウッドなんかと比べると、テクニカル面がチープ。(比べたいわけもないんだけど似たようなアクション映画なんだもん)
比べようとしなくても、自然と、これはちょっと、不自然なアクションだな、と思うんだよね。
映像の表現力はある監督だと思うので、アクションというカテゴリでないとこで映画をとってみてはどうかなあとか余計なお世話を感じてしまう。

美術セットの細かさとか、屏風に亀甲縛り欧風ビーナスが居たりとか、衣装の派手さとか見る所はいっぱいありました。織田信長の治世だったので、みんな欧風テイストにしてあるんだと思うんだよね。行き過ぎてるけど行き過ぎ感を楽しんで欲しいんだと思うし。SF的な衣装と同じでフィクションだから何でもいいんだもん。誰も武者の甲冑着てなくて、唯一着てるのが騎士の甲冑です。振るう剣もバスタードです。どこが時代劇なんじゃっつう。一般兵はストームトルーパーなのがちょっといただけなかった。

最後忍者無双になってたのは、まあ、別にいいんですが、あの超能力を後出しで見せられると、前半で死んだ人たちの犠牲がとても無意味になりはしないか?バーサーカー状態に覚醒したのかな?裏設定?
人と人の心の葛藤がないんだよね。そういうドラマがなさすぎる。
CASSHERNよりは、話はまとまっていたと思うんだけど、個人的にはCASSHERNのほうが映像美としては評価したい。どちらかと言えばの話で、どちらもほぼ同じテイストの映像ですので、正直どちらかを見ればこの監督の映画はわかると思います。
なぜCASSHERNのほうが、、、なのかというと、ちょっと、、、江口洋介がヒーローにはさすがに辛くて、、、。アクションは十分だし肉体美も十分なんですけど、アップが辛くて。とても魅力的で色気のある役者さんですが、「ヒーローとしての」アップはちょっと。もちろんモチーフが五右衛門なので、イメージにはぴったりでしたが。
ウルヴァリン然りアイアンマン然り、最近はおじさんヒーローは多いですが、人物設計がとても緻密なので許容できるっつーか、まあぶっちゃけ西洋人には幻想があるしね。だってロバートダウニーが女にだらしなくてもニヤニヤみれるけど江口洋介だとちょっとなんか、恥ずかしいじゃん。
そのへんがもしかすると紀里谷監督は感覚が違うのかもしれない。つまりその感覚があちら側と混ざっている率が高いんじゃないかなって。上手く言えない。

ターゲットが狙いがどこかはともかく、10~30代くらいの女性、若い男性には、楽しめる映画だと思います。映画好きな人にとっては年代関係なく、脚本とCGが甘いのが気になるかな、そういうつっこみどころも含めて楽しいかもしれない。

(アメリカで肉体派ヒーローがおじさんなのは昔からですね)

http://www.konami.jp/gs/game/goegoe/
ちなみに、コナミのがんばれゴエモン
DSが最後なのかな?(2005年)

タグ:GOEMON
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